Luna*ra

あなたが心細くなった時に、ふと思い出してくれればそれでいい

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ちりちり点滅する街灯
錆びてはげたガードレール
暗闇に支配された街

ここは知らない道

前に進めば進むほど
闇は濃くなっていく
まとわりつく暗闇を
振り払いながら先を急ぐ

だけど足は思うように動かない

悪魔はもう、すぐそばまできているのに

このままでは捕まってしまう
闇の中に引きずり込まれてしまう

まぶたが今にも壊れてしまいそうで
足元を見つめて歩く

足早に角を曲がると
坂道にさしかかった
思いきって顔を上げた

すると

坂の上にあるものを見つけた


それは月、だった

思わず足が止まった

夜空を丸くくり抜いて
絹のベールをまとった姿に

ゆっくりと吸いこまれていく


いつからそこにいたんだろう
どうして気付かなかったんだろう

ひとつ深呼吸をする

すると闇は溶けていく
胸にみるみる光が湧いてくる

夜空に星が瞬き出した

そして踏み出した次の一歩は
アスファルトの感触を確かめるように
力強いものだった

もう何もこわくない
あなたがそばにいてくれるんだから

宝探しを始めよう
堕ちてくる星を数えよう
いつまでも
この星空の下で


そして誓う

私もあなたのようにありたいと

誰かにとっての月でありたいと
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